【概況】北海道秋サケ漁は予想を更に上回る大不漁となりました。過去最低の1.5万トン前後の見込みです。今期のサンマ漁はスタートから大型主体の好漁が続き、10月末で前年比1.5倍の4.5万dに達しました。カツオは三陸の戻りカツオがないまま、不漁で終了です。陸奥湾のホタテ斃死被害が深刻です。オホーツクも低調で相場高騰が続き、すでに高値疲れから反落傾向です。カキも主産地の広島で斃死被害が広がり、三陸産の相場も上昇しています。スルメは好漁が続いた北部太平洋で先月、枠超過による小型イカ釣りが急遽禁漁となり、現場が混乱しました。全国的に高水温傾向が続いていますが、この冬は寒暖差が大きく、日本海側では局地的な大雪に注意が必要のようです。
■大雪(12/7)
里にも雪が降る頃。北国では、この頃に降った雪は根雪となり、一冬の間、大地を覆うようになる。
■冬至(12/22)
一年で一番日の短い日であり、日がのび始める最初の日であることから、一陽来復の日として尊ばれる。この日は、粥や南瓜を食べ柚湯を立てる風習がある。
『こよみのページ』より
■三陸の年取り魚の話<ナメタガレイ>
当魚河岸でも昔からナメタガレイの名前で親しまれていますが、標準名はババガレイです。北海道から入荷するこの魚の箱にはババガレイとか母ガレイと書かれています。最近では「めっぽう美味いがめっぽう高い魚」のイメージが定着しています。残念ながら関西の方には馴染みが薄いかも知れませんね。