<6月> |
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毛がに |
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★ 栄養価 |
甲羅と脚に短い毛が生えているのが名前の由来で、甲羅が比較的柔らかく、ハサミ脚が左右とも短いのが特徴です。寒海性で、特に北海道沿岸に多く生息し、水深30〜60mぐらいを住みかにして海底にいる生物を餌にしています。今、市場には道東からの入荷があります。 |
高たんぱく・低カロリーでうま味成分のグルタミン酸・アルギニンやタウリン・亜鉛も豊富です。 |
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時サケ |
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★ 栄養価 |
川で生まれ海へ下り、4年程北太平洋を大回遊し、晩夏から秋に故郷の川に戻って産卵し一生を終える。と、言うのがサケの生態ですが、この【時サケ】は回遊の距離が短い様で、通常より半年程早く沿岸近くに現れます。その為、脂のりが非常に良く特に美味と言われ、高い人気があります。 |
たんぱく質・脂質・ビタミンA・B1・B2・D・ナイアシンがバランス良く含まれた、優れた食材と言えます。 |
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ホヤ |
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★ 栄養価 |
南国のフルーツの様な姿形ですが、強い磯の香りが特徴の三陸海岸や男鹿半島以北の寒海に多く分布している原索動物の一種です。特有の香気を活かすため、生食出来る【酢の物】などが定番の料理法です。 |
必須ミネラルのナトリウム・カリウム・亜鉛・銅などが豊富です。銅はヘモグロビンを作る鉄の働きを助けます。 |
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キハダマグロ |
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★ 栄養価 |
これからの季節に旬を迎えるマグロで、第2背ビレと腹ビレが鎌の様に大きく立ち黄色をしています。昔ヒレのことを「ハタ」と呼んでいたところから、この名が付きました。マグロ類の中でも大型種で体長3m・体重200sにもなります。日本近海に来遊してきた今の時期は、本マグロ以上に珍重されてます |
マグロは部位により栄養が違い、赤身は【たんぱく質・鉄分】トロは【ビタミンE】血合いは【ビタミンE・鉄・タウリン】が豊富です |
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カツオ |
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★ 栄養価 |
「勝魚」といわれ勝負事などに縁起物として使われ、日本人には、なじみある魚の一つです。温暖性の魚で南方の海で生まれ育ち、2年程たつと黒潮に乗って北方にやって来ます。回遊は、フィリピン沖から三陸沖まで往復2500qにも及びます。 |
コレステロールを下げたり動脈硬化を防ぐEPAが豊富で、うま味成分のイノシン酸も多い魚です。 |
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イワシ |
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★ 栄養価 |
大群を作って回遊する魚で、日本各地の沿岸やオホーツク海・東シナ海などに広く分布しています。体形はやや側偏して長く、黒点が7つほど1列に並んでいるところから「ナナツボシ」と呼ばれたりします。鮮度の良い物は、太っていてウロコが沢山ついています。多様な料理に利用される食材でもあります |
DHA・EPAが豊富で、ビタミンB2・D・カルシウムや血液循環を良くするナイアシンも含まれています。 |
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スズキ |
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★ 栄養価 |
ブリと並ぶ出世魚で、夏を代表する魚でもあります。冬に産卵し、夏の間は汽水域に移動して秋から冬にかけて深い海に戻る回遊魚で、成長とともに回遊の範囲を広げていきます。北海道から九州に至る各地の沿岸に分布し、和洋中に大活躍の食材でもあります。 |
たんぱく質・ビタミンB1・B2・D・鉄・カリウムをバランス良く含み、淡泊でありながら独特のうま味もあります。 |
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トビウオ |
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★ 栄養価 |
飛行機の翼のような胸ビレが特徴的な魚で、海面上2m・飛行距離200mにも及ぶ滑空をみせるといわれてます。全国各地で水揚げされます。加工品として伊豆七島の「くさや」・五島の「あご」などが有名です。 |
水中・空中を、勢いよく動き回るため、高たんぱく・低カロリーで、ビタミンEとセレン(抗酸化作用)が豊富なヘルシーな魚です。 |
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タカベ |
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★ 栄養価 |
産卵直前の今が旬で、青灰色で黄色の帯模様が鮮やかな魚です。体はイサキに似た側編した楕円形で、成長すると体長20〜25pになります。柔らかく脂も多い魚で、焼きものなどに向いています。そして身だけでなく、骨も食べられ特にヒレとヒレの周りの小骨が美味です。伊豆諸島周辺より入荷有り。 |
脂肪分が多く、ミネラルのカリウム・リンが比較的多く含まれています。 |
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いさき |
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★ 栄養価 |
初夏が旬と言われる魚で、若魚はイノシシの子供の様な縞模様が体にあることから、「ウリンボウ」と呼ばれたりします。暖海性の魚で、沿岸の水深5m〜50mくらいの岩礁あたりをすみかにしています。適度に脂が乗ったさっぱりした白身です。旬の時期と産卵時期が重なっていても味が落ちない魚です。 |
カルシウムとリンの吸収と代謝を助けるビタミンDと免疫機能の低下を防ぐ亜鉛が豊富です。 |
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あゆ |
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★ 栄養価 |
天然アユはスイカの様な良い香りがします。これは、川藻をえさとしているからと言われます。秋に河口付近で生まれ、海で越冬し、翌春に川を遡上して成魚になり、川を下って産卵後に一生を終える「一年魚」です。「清流の女王」「初夏の使者」などと言われる美しい魚です。6月1日が釣りの解禁日です |
カルシウムが豊富ですが、その吸収にはビタミンDが不可欠です。天然アユの内臓には、多く含まれています。 |
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赤舌平目 |
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★ 栄養価 |
フランス料理で有名な魚です。平べったい楕円形で、舌に似ているところからこの名が付きました。浅い海の砂泥底を好み、昼はじっとして夜になると海底を泳ぎ、えさを探します。本州中部以南に分布し、市場には瀬戸内海産の入荷があります。 |
低カロリーで、たんぱく質・鉄・カリウム・ビタミンB1・B2を多く含み、ナイアシンやコラーゲンも含んでいます。 |
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サザエ |
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★ 栄養価 |
角をはやした円錐形の巻き貝で、外海の波の荒いところに居るものは角が長く、内海の波の穏やかなところのものは、角が短い傾向があります。成貝は高さ10cm・殻口の直径が8cm程になります。昼間は岩の割れ目などに隠れ、夜になると海藻などを求め行動します。 |
低カロリーで、ミネラル分の亜鉛や銅が豊富です。 |
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きびなご |
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★ 栄養価 |
日本では中部以南の暖かい海で見られ、沿岸の表層を大きな群れで回遊する全長9cm程の魚。体の中央にある銀色の帯が特徴的で鹿児島では帯のことを「キビ」と呼び、そこから【帯模様のある小魚】=【キビナゴ】の名が付いたと言われてます。九州南部からの入荷が中心です。 |
他のイワシ類と同様、カルシウム・鉄分が豊富で血中コレステロールの低減に効果的なEPA・DHAも多く含みます。 |
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アワビ |
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★ 栄養価 |
贈り物に添えられる「のし」は、アワビを薄く切って伸ばし、乾燥させた「のしアワビ」が始まりです。昔から「寿命をのばす」という意味で祝い事に使われていたようです。一枚貝の様に見えますが、巻き貝の一種で丸みを帯びた耳の様な形をしています。房総沖・静岡・三重・長崎などが主な産地です。 |
低脂肪・低カロリーで、血圧の上昇を抑える働きのあるカリウムも多く含まれます。独特のうま味はグルタミン酸・アミノ酸が正体です |
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マアジ |
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★ 栄養価 |
140種近くあるアジ科の魚のうち、日本近海には約20種が生息しています。中でも漁獲量・人気とも1が真アジです。刺身やタタキはもちろん、煮ても焼いても揚げてもOK!(忘れちゃいけない!!干物もありますね)日本各地で獲れますが、市場には今山陰方面からの入荷が続いています。 |
DHA・EPA・タウリン・カリウムや、うま味成分イノシン酸が豊富で、適度な脂肪分のバランスの良さも味の秘密です。 |
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ウニ |
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★ 栄養価 |
体全体が栗のイガの様なトゲに覆われ、その間に管足が有り、滑るように海底を移動します。口は体の下にあり、海藻などを食べています。浅瀬の窪みや岩の割れ目などをすみかにしていて、産卵のために卵巣が発達するこれからが旬といわれます。 |
ビタミンA・B1・B2・E・Dや、鉄分などが豊富で栄養価の高い食材です。 |
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ハナサキガニ |
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★ 栄養価 |
タラバガニの仲間で、全体が鋭い突起で覆われ、茹でると鮮やかな赤色になります。主な漁場である北海道・根室半島の別名「花咲半島」が名前の由来で、これから旬を迎えます。主に茹でてから冷凍された状態で出荷され、味は濃厚と言われてます。 |
動脈硬化予防・肝臓の解毒作用強化などに効果があるタウリンや、ビタミンAの吸収を促進させる亜鉛が豊富です |
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スルメイカ |
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★ 栄養価 |
日本の周辺海域を夏に南から北上し、冬に南下します。春から夏にかけて獲れる小型のものを「麦イカ」と呼び、人気があります。主な産地は日本海全域と北海道・三陸・房総沖などで、今市場には、日本海からの入荷があります。 |
低脂肪・低カロリー・高たんぱくでコレステロール値を下げる働きのタウリンも豊富な、優れた食材です。 |